宇検だより– category –
-
宇検だより
すごい人
2022.12.08 すごい人がいるものだ。大谷翔平選手も勝みなみ選手も凡人には手の届かない存在だが、えびおじさんの知り合いのSさんもそんな人である。今年40歳のSさんは、生まれてこの方、歯医者さんに一度もかかったことがないというのだ。いや、1度はあ... -
宇検だより
横書き & 縦書き
2022-11-11 横書きの文章と縦書きの文章とでは、読むときの理解や感動が違うのだろうか。と思ったのは、最近の新聞記事を読んでのことだった。 新聞週間にちなんで、活字を読むことの大切さを訴える女性タレントのまったく同じ文章が、a新聞は横書き、b新... -
宇検だより
台風の季節
2022.09.29 台風11号は突拍子もない行動を取って沖縄付近で鋭角に反転した。まるで、何かに驚いて慌てて引き返す動物のようである。例えば、ハブに出会ったネコ。ピョンと飛び上がって一目散に逃走する姿が想像できる。ネコは長いものが苦手らしい。 緩や... -
宇検だより
夏休み
2022-08-18 例年にも増しての酷暑である。以前にも書いたが、えびおじさんは小学校時代の夏休みの日記に「今日は30度に上がって暑かった!」と記した記憶がある。昭和30年代の日本の夏の暑さは、高くても28度か29度で、たまに30度か31度を記録していた。え... -
宇検だより
答えは「ラジオ体操」
2022-06-09 ひと月ほど前から胸のあたりが重い。重苦しさが周期的にやって来る。大ざっぱな性格だから「心の病」はあろうはずもないし「老いらくの恋」などの色恋の悩みも縁遠い。重苦しさは精神的なものではなく、まさしく肉体そのものに基づくものだ、い... -
宇検だより
TENAGAEBIS ARE GO
2022-07-11 まるで、戦闘機が空母から発艦する直前のようである。そして、昭和40年代のテレビの人形劇の「サンダーバード」のイメージとも重なる。 そういえば、人形劇の「サンダーバード」は、番組のテーマ音楽もカッコよかったが、分らないことがひとつ... -
宇検だより
鉄人28号と鉄腕アトムとドラえもんがいたら
2022-05-13 今から60年前の昭和30年代は、テレビもあまり普及しておらず、情報や娯楽は新聞やラジオそして雑誌からだった。小学生だったえびおじさんたちの話題はもっぱら月刊誌の漫画だった。男子に人気があったのは鉄人28号と鉄腕アトムで、学校帰りの田... -
宇検だより
ガジュ・マル子の嫁入り
2022-04-06 自分のことばかり書いてきたので、今回は宇検村のことを書いてみたい <本来はそれが目的なのだが・・・> 宇検養殖の敷地の隅っこに植わっていたガジュマルの樹が、道路の拡幅( かくふく )工事のために移転を余儀なくされ、このほど、およそ... -
宇検だより
春の香り
2022-03-24 冬の寒さに閉ざされていた庭にもようやく春がやって来た。この季節はそこかしこに春の香りが溢れている。 梅の花が芳香を放っている。白い花は香りを持つ。花粉を媒介してくれる虫たちが白い花には気づきにくく、そのために香りでおびき寄せる... -
宇検だより
年賀状
2022-02-03 「お年玉付き年賀はがき」の抽選結果を新聞で確認して、12月から続いたえびおじさんの「 年 賀 状 狂 騒 曲 ♬ 」が完結した。 季語辞典には「春」「夏」「秋」「冬」とともに、独立して「新年」の項目をしつらえてある。日本人にと... -
宇検だより
お正月
2022-01-21 1月も10日を過ぎると年初の清新な気分は薄れてしまい、あれをやる、これを実行するといった決意もすっかり忘却の彼方である。自身の「凡」なることを改めて実感する。世の一流と言われる人たちは意志が強く決意を持続させる、もしくは決意する... -
宇検だより
古希日和 こきびより
2021-12-22 高校の同窓会があった。古希同窓会である。500人いた同級生のうち集まったのは60人余り。還暦の時が100人強だったので約半分である。新型コロナが外出や集まりを妨げたようだ。 乾杯の役目を任されたので、これは困ったと、前もって「古希」を... -
宇検だより
やさしい生き物たち
2021-11-19 夏の暑い日、えびおじさんの車の中に小さなヤモリがいた。ドアを開けると座席からスルスル~と床に逃げていった。その後、2回ほどお目にかかったが、引っ越したという噂を聞かないから、ひょっとしたら、まだいるのかもしれない。 どこから入っ... -
宇検だより
月明かりのもと今年を振り返る
2021-10-28 10月に入っても暑い日が続き、アナウンサーが「季節外れの残暑」と何とも不可解な表現をしていた。気圧配置はほとんど夏のままで、これも温暖化のせいなのかと思っていたら、後半になり突然寒くなって秋どころか冬の気配である。アナウンサーが... -
宇検だより
楽しい土曜日
2021-09-14 ここ数年の夏の具合から猛暑は覚悟していたが、数週間に亘る全国的な大雨、新型コロナ変異型の猛威、すったもんだの末に祝祭感なく開催された東京オリンピックなどなど、今年の夏は異変の数々であった。 新しい週のことを考えねばならない日曜... -
宇検だより
闖入者 <ちんにゅうしゃ>
2021-08-10 いつのまにか庭に居ついてしまった黒猫クロちゃんである。今や、当然といった表情でエサを食べて庭を駆け回っている。猫の額ほどの庭は、突然現れた国籍不明の黒い猫によって不法占拠され、家主は、その可愛さに為す術<すべ>もなく泣き寝入り... -
宇検だより
吾輩は黒猫である 名前はクロちゃん・・・らしい
2021-07-08 サザエさんちの猫のタマはどうして海に因んだ名前じゃないのだろうかと首をひねっていた土曜日の午後、どこからともなく本物の猫がやって来た。そして、1週間たった現在、えびおじさんの庭に居ついてしまっている。それこそ、猫の額ほどの庭で... -
宇検だより
海老原さん
2021-06-25 明日からまた1週間が始まろうという日曜日は希望よりも憂鬱が先に立つ。昔から変わることがない。そんな暗い気持ちをやわらげてくれるのが、日曜日夕方の「サザエさん」である。勝手に番組名を持ち出して関係者に申し訳ないがお許しいただきた... -
宇検だより
小さな始まり
2021-06-08 断捨離というわけではないが、部屋の整理をしていたら古い新聞が出て来た。平成25年<2013年>1月30日。8年くらい前の新聞はさほど古いとは言えない。ついこのあいだの、といった感じだ。なにげなく開いてみた。 新型コロナ関連の記事がひしめ... -
宇検だより
静寂ビール
2021-05-20 ずいぶん昔のことだが、都会のサラリーマンにはお昼どきにランチビールというものがあった。「ま、一杯だけ」という気軽さだ。会話をスムーズに進めるためのツールという要素もある。明るいうちから酒を口にすることに最初はびっくりしたものだ...