活車えび宇検養殖株式会社

宇検だより

お便りいただく

2019-12-17

宇検だよりに、2人の方からお便りをいただいた。いずれも、前回の宇検だよりをご覧になってのことである。

1人は東京のYさん。電話でご指摘があった。「夕日のガンマン」は「夕陽のガンマン」の間違いでは、と。ご指摘はありがたい。

確認すると、その通りだった。あれだけ強く印象に残っていたはずの「夕陽のガンマン」を間違っていたとは。老化に伴う記憶力の劣化、もしくはハナからイイカゲンに覚えていたのだろう。大ザッパなえびおじさんなのだ。

「夕陽のガンマン」はクリント・イーストウッド主演の西部劇で、悪をやっつけるカッコよさに、えびおじさんたち高校生の心は躍ったものである。「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン」とともに3部作と言われている。さほど映画に詳しいわけではないのでこのあたりでやめておこう。

確かに「夕日」では、穏やかな感じがする。ここは、やはり「夕陽」が似合う。アメリカ西部の真っ赤な夕陽を背に荒野を馬で駆けるガンマンの姿が想像される。「夕日」だと、原っぱでの子供たちの西部劇ごっこだ。「三丁目の夕日」の世界かもしれない。

「夕日」と「夕陽」の違いは何だろう。広辞苑を繰ってもよく分からない。同等に書かれており、特に違いはないようだ。満洲の夕日は有名だが、これも、夕陽とあったり夕日とあったりだ。マニラ湾も同様だ。「陽」も「日」もあるのは日本語の言葉の豊かなせいだろう。夕日は柔らかく、夕陽が強い感じがするのは、えびおじさんの思いこみなのだ。

Yさんは、直ちにご指摘いただいたことから分かるように、映画に詳しい。ファックスも到着した。

「この映画がつくられたのは1965年(昭和40年)頃だが、当時の映画は娯楽として格別の存在だったように思う。当時は、外国からやって来る映画に対し、原題とは異なる邦題をつけていた。関係者は、いかにインパクトのある言葉を使い人々の興味・想像を掻き立てるかに頭を悩ませたようだ。『夕陽』も『ガンマン』も苦心の産物である」「昔、のめり込んだ映画の題名を目にして、数十年前の自分を思い出した。リタイアしたら大好きな昔の作品をゆっくり楽しみたい。」

Yさん、ありがとうございました。

もうひとついただいた。長野県のTさんからのMailである。女性である。Tさんは、小さいころ、自身を「ウルトラマンの妹」だと信じて疑わなかったそうだ。地球を救う正義の味方ウルトラマン、いつか私も大きくなったら・・・・

えびおじさんがゴジラを実在の怪獣と思い込んだのと同じである。

信州は星空の美しいところだ。Tさんは、毎晩、降るような星空を見上げていたという。あふれるような星たちが、小さなTさんの豊かな心を育んだのだ。

ウルトラマンの放送のころ、えびおじさんは高校生だったので、その手のものは卒業していた。ウルトラマンはほとんど見た記憶がない。ゆえに由来をよく知らないが、なんでも、M78星雲(エムななじゅうはちせいうん)という架空の星雲がウルトラマンの故郷で、銀河系から300万光年離れた所に存在する設定になっている。地球の人々を救うためにやってきたのだ。Tさんは星空を眺めてM78星雲に思いを馳せ、「ウルトラマンの妹」になりきっていたのである。

Tさんのご主人は地質調査のお仕事で、毎日、地面を見ていらっしゃるという。一方、Tさんは、今でも、空を見上げて、昼は歌を歌い、夜は星に思いを託していらっしゃるようだ。空からトナカイの鈴の音が聞こえてくる季節である。

Tさん、ありがとうございました。    <文:えびおじさん>

夕陽の「カンビールマン」 和製クリント・イーストウッド(じつは弊社の福山勇樹くん)

冬は太陽の角度が浅くて「ギラギラの夕陽」とはいかず、少し残念。宇検集落にて。

 

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