活車えび宇検養殖株式会社

宇検だより

ふるさと 奄美大島

2018-06-11

私が以前勤めていた鹿児島市の職場にTさんという女性がいた。Tさんは奄美大島出身で、地元の高校を卒業したあと鹿児島市の短大に学んだ。短大を出たばかりの笑顔の素敵なお嬢さんだった。数年が経ち、Tさんは、今、別の職場で働いているが、最近、久しぶりの再開を果たした。Tさんは、この5月に、8年ぶりに奄美大島に帰省したという。十年一昔には及ばないが、変化の激しい昨今である。久しぶりの奄美はどうだっただろう。奄美大島の自然や人情に触れて、ふ るさとの良さを改めて実感したという。帰省には、奄美が初めてという友人も一緒だった。Tさんに旅の思い出を綴ってもらった。 (堀之内)

わたしのふるさと 奄美大島
ちょっと控えめで、素朴な島。自然に恵まれ、心優しい人が多い奄美大島。8年ぶりに、ふるさと 奄美大島に帰省した。奄美が初めてという友人も一緒である。
奄美空港に近づいてきた。飛行機の窓に飛び込んで来る景色に心を奪われる。青い海、鮮やかな緑の山々、珊瑚礁のリーフと白い砂浜。幻想的な光景に心がわくわくした。( ジュラシックパーク感があるかも  笑 ) 奄美空港に到着。空港の『 いもーれ ( いらっしゃい ) 奄美へ 』の看板が迎えてくれる。

奄美十景のひとつである「あやまる岬」にやって来た。見渡す限り珊瑚礁の海。無意識のうちに「わぁ」と感動の声を何度も洩らしていた。

土盛(ともり)海岸と大浜海岸。土盛海岸は、地元でも一番美しいと言われているビーチである。エメラルドグリーンの海は『最後の楽園』を思わせるほどの神秘の光景である。大浜海岸は、奄美市街地の近くにある。小さい頃、ここに行くのがと ても楽しみで、宿題そっちのけで海水浴を楽しんでいた。おかげで泳ぎは得意である。

住用町のマングローブ は、 日本で2番目の広さを誇っている。地元奄美の出身ながら初体験である (昔は、いつでも行けると思って いた・・・) 。カヌーを漕ぎながら 、水の音、風のささやき、鳥の声、木々の緑に差し込む太陽の光を、全身で感じ取る。  ( 漕ぎながら、二の腕のシェイプアップにもなるかな、とも♪)

干潟を裸足で歩くと、可愛らしいカニさんたちが私たちを招いてくれた。シオマネキというカニだ。( ここの泥は肌がスベスベ゙になるそうです♪)


あやまる岬


土盛(ともり)海岸


マングローブ林


大浜海岸

奄美市のアーケード  ~ 商店街 ~
奄美にも、といったら怒られるかもしれない。オシャレな洋服や雑貨などが集まっている商店街である。 私もこのアーケードでオシャレを磨いていたのである ( 笑 )。周辺には立派な教会がある。幾何学的なデザインが近未来を想像させる。

奄美の食べ物♪
鶏飯 ( けいはん ) 、ウンギャル丼、 アオダイの魚、もずく、あおさ。口の中に、海が広がっていく。アオサの天ぷらは磯の香りがして絶品、地産地消のマグロ丼は身が柔らかくておいしい。トビンニャ ( まがき貝 )は、貝の中で一番好きである。これほど美味しい貝はないと思っている。醤油とマヨネーズ゙のソースにつけて食べるのもオツなものである。


奄美市の商店街


カトリック名瀬聖心教会


ウンギャル丼


トビンニャ

昔と比べて道路が整備され、トンネルも増えて快適に車で移動できる。奄美は、どこへ行くにも海と山がついて来る。車の窓を開けると潮の香りがする。この潮の香りと、畑の草を焼く匂いが混ざりあって「奄美に帰ってきた」ことを実感する。 ( そんな匂いのお香があったら、と思う )

ドラックストアやコンビニ、お洒落なカフェや飲食店。島も栄えてきたな、と思った。行く先々のお店で温かく接してくれたおばあちゃんたちに感謝です。

久しぶりの、ふるさと奄美は、何年経っても、自然の豊かさや人の優しさなど、一番大切なものは変わっていなかった。大きな台風が来ても、島はまた美しさを取り戻す。そんな自然の生命力も感じた。私はこんなすばらしいところで育ったのかと、しみじみと思った。「奄美」の出身と言える喜び。奄美の話をする時、自分も周りも顔がほころんでいるような気がする。年齢を重ねていくほど、ますます島の良さを感じてくる。初めて奄美に行った友人も、とても楽しそうだった。

奄美が初めての、友人Mさんの感想である。
「海がとってもきれいで、山の木の密度がスゴイ。空気がキレイ。時間がゆったりしている。お洒落なお店が多いのにびっくり。教会がたくさんあった。ふだん見る機会がないので良い体験だった。」

これからはもっとひんぱんに奄美大島に帰りたい、たくさんの友人を連れて。また、周りの人にも奄美を伝えていきたいと思った。私に子供や家族ができたら、うんと「奄美」を教えたい。奄美に行ったことがない人にも、ぜひ奄美を味わっていただきたい。そして魅了されて欲しい。私と友人は、もうすでに奄美が恋しくて仕方がないのである。  最後まで読んで下さり「 ありがっさまりょうた (ありがとうございました)  」  (文:T)

歌の好きなTさんは、奄美に帰りたくなったとき、奄美の民謡や唄を口づさむという。「行きゅんにゃ加那(いきゅんにゃかな)」「島育ち」が好きだそうだ。ふるさとは遠くにありて想うもの、そして、Tさんにとっては、歌うものでもある。

匂いの話が出てきたが、私も草を焼く匂いが好きである。そして、匂いは匂いであることに留まらない。匂いの中には、いろいろな思い出や小さい頃の風景が詰まっている。匂いは不思議だ。私たちを懐かしい過去に誘ってくれる。(堀之内)

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